2013年6月13日木曜日

ネグレクトを保育所保育指針から考えてみる。

先日、施設内で介護士の殺人事件というのが話題になりました。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130611/k10015226271000.html

1件目の犠牲者で、原因がつかめていれば、後の3人の方は犠牲にならなかったのでしょう。ただ、密室の中では、”放置する”という虐待もあり、上手に表現できない高齢者に対する職員の行動は、現実問題としては職員の善意に頼っているのが現状でしょう。

 ”上手に表現できない”のは、障害のある高齢者だけではありません。子供たちもです。
2歳以下の子供たちは、”泣くこと”でしか表現できません。子供たちの欲求を想像し、受動する行動が保育士には要求されます。そして、保育に関しては厚生労働省が定めたガイドラインがあります。保育所保育指針といいます。保育士ならず、子育てされている方にも子育ての方向が見えるのではないでしょうか?
ちなみに、保育所保育指針は、保育士という資格を任用資格から独占資格へと変えるにあたり、資格の意味を定義し直したことから、中身が大きく変わっています。また、すべての児童福祉施設において適応されます。(認可無認可関係なく・・・)
そして、保育士に対してもその意義や職務を規定しています。

保育所保育指針より抜粋
第一章 総則 2)保育所の役割 
(四)保育所における保育士は、児童福祉法第十八条の四の規定を踏まえ、保育所の役割及び機能が適切に発揮されるように、倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって子どもを保育するとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行うものである。

保育所保育指針より抜粋
第一章 総則
3.保育の原理
 
(2)保育の方法
イ)子どもが安心感と信頼感を持って活動できるよう、子どもの主体としての思いや願いを受け止めること
ウ)子どもの発達について理解し、一人一人の発達過程に応じて保育すること。その際、子ども
の個人差に十分配慮すること。

第2章こどもの発達
・・・・・特に大切なのは、人との関わりであり、愛情豊かで思慮深い大人による保護や世話などを通して、大人と子どもの相互の関わりが十分に行われることが重要である。
1 )乳幼児期の発達の特性子どもは、大人によって生命を守られ、愛され、信頼されることにより、情緒が安定するとともに、人への信頼感が育つ。そして、身近な環境(人、自然、事物、出来事など)に興味や関心を持ち、自発的に働きかけるなど、次第に自我が芽生える。

 
泣いている幼児を、”抱っこ癖がつく!”や”しつけ”と称して放置する(ネグレクト)のは、明らかに指針から逸脱しています。また、保育士の個人的な経験や主観を押し付けることは指針では否定しています。

そんな事が無いように”監視”することなく、保育士自身が倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって保育を行ってほしいと願っています。

かごしまショコラ保育園は20台以上のカメラを配置していますが(無認可プチショコラ保育園も)、事故やヒヤリハットの状況把握のために記録しているものです。監視モニターとして使う事が必要とならない事を信じております。




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